F. I. M.

書きたいときに書きたいことを。主に早見あかりさん。

アイドル14年やってらんないでしょ

 

Berryz工房須藤茉麻さんに関する話を少しします。

 

 

私事ではありますが、本日(もう日を跨いでしまったので正確には昨日)8月2日に就職先が確定しました。いや、確定させました。

当初はもう少しうだうだ悩むつもりだったのですが、色んな人と話し合ったりするうちに方向性が固まったので決断できました。いやぁありがたい。

そして思い返すは2014年8月2日、2年前のクッソ暑い夏の日にふっと開いたTwitterに流れてきた報告。

Berryz工房が、来年春をもって無期限の活動停止。

当時はただ口をだらだらと開けて、「ああもう決断を下す時が来たんだ、7人はなんて立派な大人なんだ」なんて学生風情でふわふわしているだけの私は思っていたのですが、そのぴったり2年後に自分自身が大きな決断を下すことになっているなんて、人生って本当にわからないものです。

彼女らの決断の是非等の判断材料は、全くもって持ち合わせていないのでそこはさておき。私は彼女たちの言うことを信じるしかないです。


私が現場に初めて顔を出したのは2014年の6月だったので、圧倒的に「活動停止することを知った上で現場に出向いた」期間の方が長い、そんな新参者です。

まあそのあたりに関する後悔や、活動停止発表以後のハイスピードで駆け抜けていった日々についても今回は割愛で。(基本在宅で、言うほど帯同出来てなかった身なんで……)


ここからは、2015年3月以後思っていたことを書き連ねていこうと思います。

 

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2015年3月3日に武道館で行われた、現時点でのラストコンサート、
ほぼ全ての曲が終了し、メンバー一人一人が順番に、自らの言葉で挨拶していくシーン。いくらファン歴が浅いといえど感動しないわけがなかったです。

そして、年齢通りの順番で、ちょうど真ん中。4番目。

このスピーチを聞いた時、私は、文字通り殴られたような衝撃を受けました。

 

(こちらの記事にスピーチの全文が載っていますので、ご存じなくてかつ本編映像を見る手段を持ち合わせていない人はよろしければ。と、こうして勧めるのもあまり良いことではないのかもしれませんが)

Berryz工房・須藤茉麻「あの日に戻るとしても、絶対に同じ道を選ぶと思います。」 | Berryz工房 | BARKS音楽ニュース

 

間違いなくこの時はグループの一つの区切りでした。そして部外者(停止発表以前を見ていた期間が短すぎるので、あえてそう自称させて下さい)から偉そうに言わせていただくと、ファンへのメッセージを送る場でありつつ、長い長いキャリアの節目として、自分自身のためにも使ってよかった時間でもあると思います。

でも、彼女はその場で、ファンに向けて「ごめんなさい」と、言いました。最後の最後で、自分に向けてではなく他人のために。ファンにとってはまだまだ続くはずだった青春を謳歌できる場を、無理やりシャットダウンしてしまうことに対する懺悔だったのかもしれません。

それは決して矛盾のある言葉ではありませんでしたが、基本的に自分のことを中心に考えてしまう私は、そのあまりにも利他的とも言える姿勢がまったく理解できなかったんです。
なんでこの後に及んで自分より周りを優先するの?って。


それから私の「どうして?」という疑問は始まったのだと思います。

人見知りといいつつ後輩ちゃんといっぱい写真とったり
友達がいないと言いながら共演されてた方と仲良くなり、色んなところに遊びに行ってたり

そんでもってその様子をファンに向けて見せてくれたり

 

それに、あまりにも長いこと走り続けてきたのに、第二の人生への間に挟む休みは僅か1日だけしかとらずに、新たな世界を突っ走っていってる。

℃-ute中島早貴ちゃんのラジオにゲスト出演した時も「休みはあまりいらない。もっと今は仕事をしたい」と言ってたけど、青春全部捧げてきたにも関わらず、どうして今尚頑張りたいって思えるのか?
少しくらい休んだって、誰も咎めないのに。

そんな気持ちばかりが浮かんでいました。

 


でも、時折更新される、年月の節目に際して更新されていくブログを見て、なんだかすごく腑に落ちました。

 

2016年1月1日

2016年3月1日

2016年3月3日

 

 

ああ、この人は本当に時間を大切に思ってるんだなーーって。

それまで紡いできた、素敵な時間や空間を停止してまで次に進まなくてはならないと決まった。
決まった以上は、時間を無駄になんてしてられない。

「この選択で正解だったね」と周囲の人間に思わせるためには、本人の努力は間違いなく必須で、この1年半のご本人を見てると、説得力をもたせるだけのアクションは起こされてる、と思います。お芝居への取り組みはもちろん、先述した人見知りの克服や忙しくしたいという願望も、説得力を持たせるための努力だと捉えると納得がいきます。


それは本人が本人自身のためにやっているのかもしれません。
彼女自身が新たな日々が楽しいから、本人がこの選択に納得したいから、頑張ってらっしゃるのかもしれません。

 

でも、もし、もしほんの少しでも「ファンの人を悲しませてまで止めたんだから、この道で頑張る手を緩めてはいけない」と思ってるのだとしたら、
僅かにでも「ファンの人が望んでいるであろう今のBerryz工房の姿」を念頭に置いて行動しているのだとしたら、
それは、すごく恐ろしいことだと思います。
あそこまで尽くしたのに、まだ続けるの、という恐怖。

 

それは芸能人を応援する、という行為自体の経験歴が浅い私にとって、やっぱり、どうしても理解が追いつかない範疇でした。

 

 

 

そもそも自らは望んでなかったオーディションで合格して(これも先ほどのラストスピーチ内で判明したことでした)、芸能界に入ってしまって、多分大変なこともすごく沢山あって、
いくらでも環境のせいにして、もっと怒ったってよかったんじゃないかと個人的には思ってしまうんです。


でもそんな態度ではなくて、
私はこの仕事のこんなところが好きとか今が楽しいとか出会いに感謝してますとか、
そういうポジティブな″今″を作っていける強さに、きっと私は惚れてしまったんだな、と思いました。
少なくとも、ごく最近ファンになった私から見ると、そんな強すぎる人に見えます。

 

 

 

 

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なんか、長々と妄想じみたことを書いてしまいました。はい。

あくまで、私の深読みに次ぐ深読みだと思います。本人の気持ちだって本人にしかわからないので、ここに書いたことは全てIFです。


ただ、今尚ファンに向けての情報発信をしてくれているのは紛れもない事実。

その事を当たり前とは決して思わずに、日々感謝の気持ちをもって情報を享受していきたいです。

 

 

 

ameblo.jp

 

ちょうど一ヶ月前ですね。
あれ以来チャチャシングを聞く度冷や汗が止まりません。いや贅沢な悩み。

多分DVDを買ってしまうと思います。