F. I. M.

書きたいときに書きたいことを。主に早見あかりさん。

11月23日というある魔法のような1日

こんばんは。

今回は最近のTwitterで散々騒いでいた、2012年11月23日を振り返って文字に起こしてみました。

行けてない方へのレポになれば…と思っていたのですが、私情や主観が入りまくりでとても参考にならない代物になってしまいました…

(これでも生まれて初めてネットで知り合った方とお会いした(それも2連続で!)話、Mステの観覧に向かう途中の方に偶然会った話など削りました…あまりにも長かったもので)

一応鮮明に覚えているつもりですが、もしかしたら間違ってる点があるかもしれません。ご容赦ください。

グダグダですが、お付き合い頂けたら幸いです。

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その日は奇跡的に予備校が休みで、1日自由に行動出来る日でした。

とはいえセンター試験まで2ヶ月というこの時期。勿論勉強用具を持って六本木へ向かいました。ショーは11時半開演予定。駅に到着したのは、10時20分頃。

 

小雨が降る中辿り着いたステージを見て……思わず絶句しました。

距離が、距離が近すぎる。

若干高さのある円形のステージにランウェイはなく、その周りを半円状に観客が取り囲むような感じの作りでした。

開演1時間前の到着にも関わらず、人はまばらでいわゆるガチ勢は殆どいない状態でした。

段々人が増えてきたとはいえ、「モデルさんが生で観れるらしいからよってこう」というイケてる女子の皆さんばかりなので、若干のいたたまれなさを感じながら、座席など無いためただじっと待ち続けていました。

 

オープニングアクトも終わり、ついにショーが始まりました。

20人のモデルさんが1人ずつ左手から登場し、真ん中でポーズを決め、右手に捌ける、の繰り返しでショーは進んでいきます。

あかりちゃん以外にも好きだったモデルさんがちらほらいたので、中々興奮しながら見ておりました。

後半を過ぎると、次なんじゃないか…という期待からモデルさんが登場するたびに心臓が縮みあがるようでした。

 

ついにその時は訪れました。たしか、19番目だったでしょうか。

スモークがかったブルーのニットに、イエローのパンツ。髪の毛はサイドですっきりとまとめられています。

そのあまりの美しさと、顔の小ささスタイルの良さに私の頭は完全にショート寸前。

あかりちゃんは満面の笑みで両手を振りながら歩いてくると、そのまま中央でポーズ。

照れ笑いのような表情で、舌をちょっと出してる姿は、雑誌で見るよりもずっとあどけなく、とってもとっても可愛いかったのです。

 

その後のカーテンコールではモデルさんが一列に並びました。

私はステージの左手で見ていたのですが、あかりちゃんは右手側だったので、僅かに顔が見える程度でした。

が、周りのモデルさんとニコニコしながらお話してる姿はばっちり確認出来ました。あと、本編では首にかけていた耳当てを耳にしているのもよかったです。もふもふ。

 

次の出番は第5部(確か18時頃)とのことで、勉強するために一旦マックに避難することに。

 

 

しかし、私の集中を削ぐ情報が一つ。

エビ中が、15時から代々木公園で無銭ライブをやる。

迷いました。あかりちゃんを観れるだけでも贅沢なのに、わざわざ勉強時間を潰してまで行っても良いものか。

しかし、どうしても見てみたいという欲が抑えられなかった。

 

余りにもギリギリに決断したため、明治神宮前駅からは猛ダッシュ。

ステージが見えるか、という頃になって聞こえてきたのが「放課後ゲタ箱ロックンロールMX」さらに足が加速します。

ステージ後方まで来た私は、再び距離の近さに圧倒されたのでした。

 

後方は無銭エリアということもあり、落ち着いて見ている方が多かったです。

かくいう私も、シングル曲とメジャーシングルのCPくらいしかわからない身だったので、地蔵をかましてしまうこともしばしば。(思えば「売れたいエモーション」「エビ中一週間」がここで初見だったなんてなんて贅沢だったのでしょう)

ただ、伝わってくる熱が楽しくて、現実感がなくて、あっという間にライブは終了しました。

ところでこのステージ、初めて訪れたのに、そんな感じがしない理由は、何回も動画で見た「帰ってきた代々木公園の猫たち」(PJツアーファイナル?)をやった場所だからでしょう。

ぴったり2年前は、この地にあかりちゃんがいたのかと思うと不思議な気持ちでした。

 

 

再び六本木に戻った私でしたが、朝の人の入りの感覚を思い出し、のんびりと会場へ戻りました。

…が、これが大誤算。ステージ周りには、朝とは比較にならないほどの人が…

その前の4部でゲストで来ていたのは大塚愛さん。ファンにプラスして、一目みようとした一般層がステージ周りに集まっていたのでした。

ステージが無事観られるか不安にかられつつも、方向としては1部の時とほぼ変わらない角度の後方にスタンバイしました。

幸い4部が終わると若干人の入れ替わりがあり、少しだけ前に進むことは出来ました。

 

そして5部が始まりました。

ショーの構成、モデルさんの順番は先ほどと変わらず。

あかりちゃんは今回は髪を下ろし、ブルーのニット帽をかぶっていました。

来ていたのは白黒ボーダーのニットに黒いスカート。

生足だったので寒いんじゃないかと心配になりました。それと、やっぱり肌が白いなあ…と。

そしてやられたのが弾けまくってる笑顔。普段の誌面みたいに澄ました感じは微塵もなく、本当に楽しそうな笑顔。

ポーズを決めるところではいきなり膝くっつけ&投げキッスのぶりっこポーズ。可愛すぎる。余りにも大げさすぎてむしろ悪ノリに見えますが、可愛い!

ただ、動きが早すぎて上手く写真が取れなかった方多数な気がします…

が、その後のあかりちゃんのしたり顔が素敵すぎたのでなんでも良いです。

 

カーテンコールでは、1部の時よりも右寄りになってしまったのか、あかりちゃんの姿は完全に捉えることが出来なくなってしまいました。

ここでモデルさんは退場。その後は観客も含めたCMの撮影に入りました。

なんでもみんなで「キャンドルダンスというのを踊るのだとか。

 

この後にモデルさんが登場するのか分からなかったので、私は舞台を気にしつつも電話の用事があったため、一旦抜け出しました。

ところが、ここが若干の運命の分かれ道。

電話を終えステージに戻ろうとすると何だか嫌な予感がする。

ダッシュで先ほどの場所に戻ると、なんと!モデルさんたちが再び登場し、一緒にキャンドルダンスを踊っているではありませんか!!!

うわああ!あかりちゃんが踊ってる!すっごいニコニコしながら踊ってるよ…!

再び動揺した私は、この位置だとあかりちゃんを見づらいことにようやく気づきました。

あかりちゃんがいる舞台右手は人の入りがさらに多く、かなり後方から見る事になってしまいます。

ですが、ここは一か八か。右手に移動しました。

ダンスの後、モデルさんにボールの入ったカゴが渡されます。

どうやら、このボールをゲットした人に、ステージに飾ってある洋服をプレゼントするのだとか。

後方だったのでキャッチは諦め、ボールを投げるあかりちゃんをじっと眺めていました。

あまりコントロールがよくないのか、ボールはちょっと変な方向へ飛んでいきます。他の方と比べると飛距離もそこまで無いような…

運動音痴と自称してたのが、当時はまだ信じられなかったのですが、これで少しだけ納得しました。

ですが、えへへって感じで笑ってるあかりちゃんが可愛かったのでなんでもいいです(2回目)

 

この後がちょっとした奇跡でした。

ボールをキャッチした人がステージ下に集まって、服と交換していきます。

するとどうでしょう。もうショーも終わりということでどんどんと人が減っていくではありませんか。

おそるおそる前方へ足を進めます。1部よりも近い。距離にして10mもないくらい。

あまりにも恐ろしくなってその場でじっと固まっていました。これ以上近づいてはいけない、と。

ステージ手前にいる女の子達に手を振るあかりちゃんを見つつ、私も必死であかりちゃんに手を振ってました。お疲れ様。すっごく可愛かったよー!!と思いながら。

すると、あかりちゃんの顔がぱっとこちらを向きました。

そして、ニコニコしながら手を振り返してくれたのです。

私はそれが信じられなくて、思わず泣き出しそうになりました。多分すごく変な顔になったんだと思います。

そうしたらあかりちゃんは、えー!なんでそんなびっくりしてるの?笑って笑って!って感じでもっともっとニコニコ笑い返してくれました。

私はもう頷くしかありませんでした。最後にはいろいろ耐えられなくなって、ぎゅっと目を瞑ってしまいました。

 

その後は特にイベントも無くそのまま終了だったのですが、この身に余るほどの幸福感で、ふらふらしながら電車に乗りました。

後から、もしかしたら自分の勘違いかもしれない。別に自分に対して手を振り返したわけじゃないかもしれない。と考えましたが、あの時直感でそう感じたってことはきっとそうなんだと思います。そう思うことにしました。

 

 

のぼせ上がった状態で到着したのは、東京駅。

ここで待ち合わせしたのは、ぴあフェスの方へ参加していたあかりちゃん推しのフォロワーさんと、そのご友人。

お互いその日の記憶を喋りながら交換したり、私の知らないクローバー時代の話をお聞きしたりと、とても穏やかな時間を過ごしました…20時過ぎまで。

携帯のワンセグ機能にお世話になり、4人でじっ…とミュージックステーションを、それに出演するももいろクローバーZを見つめていました。

6人の、クローバー時代の映像を噛みしめているとついにステージが始まりました。

「振り返るな。我らの世界はまだ、始まったばかりだ」

この時の5人の笑顔を、私は忘れることはないでしょう。

 

こんなにも濃密な1日は、今後の人生でもそうそう無さそうです。

なんといっても、生まれて初めて心底惚れた芸能人の子を初めて生で見て、初めてネットで知り合った人と待ち合わせして、初めてアイドルのライブを生で見て、ももクロ初出場のMステを見届けた日なのですから。

そしてこの3日後が紅白出場者発表。

それから1年がたった今、沢山のフォロワーさんがいらっしゃるこのアカウント名でこのブログを書いています。

最後は無理やり今日という日に関連づけてみました!もう日付変わっちゃいましたが!!

ここまで読んで下さった方。もしいらっしゃいましたら厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。